神無月 2023
ようやく秋めいた気温になって過ごし易さが戻ってきたので、少し湧いた気力で三渓園に出かけてきました。
好天に恵まれたのですが、もう秋だと油断して日傘を置いて出かけた甘さを痛感しました。
日差しの下は少し夏、日陰に入ると秋を感じるという非常に悩ましい気候の元、割合に汗を流しつつの庭園散歩となりました。
と、そんな三渓園に入る手前で、上海横浜友好園という庭園を見かけます。
最初は三渓園の一部かと思ったのですが、どうやら違いました。
ウェディングフォトを撮ってらっしゃる横をこっそりと通り抜けて、中での説明を読みますと、この庭園は上海市から寄贈された中国江南様式の庭園と建築だそう。
建築様式など全く分からないですが、こういう格子窓や梁をボンヤリ見るのが好きだったりします。
竹門に彼岸花の組み合わせにテンション上がったり、狛犬?と思ったら獅子の像にときめいたりと、ふらりと立ち寄った割には見応えがありました。
さて、本丸の三渓園です。
とはいえ、建築物を見るのは好きなものの詳しい訳ではないので、広い!沢山!凄い!という、どうしようもない感想しかないのですが、ひとまず天気も良く風は心地よく緑が美しいというリフレッシュには最高な散歩になりました。
お目当てとしては彼岸花だったのですが、無念ながら時期を逸してしまっていました。
それでも白の彼岸花が少し咲き残っているを見られたので、幸運でした。
この辺で体力ゲージが尽きたのでお昼休憩としました。
この三渓麺(さんけいそば)が美味しくて、来るとついつい頼んでしまいます。他にもメニューあるんですけども。
そして暖かいうどん(つゆ無し)だったので、お抹茶のアイスもデザートに。
一息ついた所で見かけた芙蓉が青空に映えて、良き風情でありました。
良き風情といえば、秋を感じさせる芒。
建物の趣と相まって、一句ひねりたくなりますね。まぁ嗜みなど欠片も持ち合わせてないので気分だけ俳人です。
唐突に思い立って出かけたにしては、かなり楽しく散策できた三渓園。
次は紅葉か桜の時期に来てみたいです。